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Agentで働く人たち
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仕事紹介|新米キャリアアドバイザーの意識改革
エージェントで活躍する新卒入社メンバーをご紹介します!

2021年に新卒入社し、入社2年目を迎えた加藤。キャリアソリューション事業部にてキャリアアドバイザー職を担当し、奮闘中です。
仕事内容
キャリアアドバイザー職として求職者の面談対応や、紹介先の企業の開拓などを行っています。
現在紹介事業の主力はエンジニア職で、私は入社当初から「未経験からエンジニアになりたい」という方の紹介を担当しています。先月から未経験層に加え、中途入社で転職を希望する方の支援も並行して担当するようになりました。
私たちのビジネスは、紹介先選定から入社後のフォローまでを一気通貫で行います。メンバー全員がキャリアアドバイザー職と企業対応を兼務しています。その中で「エンジニア(未経験者)担当」「エンジニア(中途転職者)担当」といったように、担当する職種や転職者層が異なる、というイメージです。
加藤の一日
- 9:00| 自己学習
エンジニア職の種類やスキル知識、紹介先の企業のインプットなどを行います。
先輩メンバーにも手伝ってもらい、きちんと理解ができているか疑似説明に同席してもらうこともあります。 - 10:00| メールチェック、事務作業
取引先や求職者からのメールを確認します。また、求職者から提出された履歴書や職務経歴書のチェックや添削などを行います。 - 12:00| ランチ
部署の先輩や同期、他部署のメンバーなどと昼食をとります。他の部署では全然違う仕事をしている方もいるので、互いの近況報告は楽しい時間です。最近はリモート勤務も多いので、オンラインで同僚や先輩とリモートランチしたりもしています。 - 13:00| 求職者との面談×3~4件
転職を希望する求職者との面談を行います。希望条件やこれからのキャリアについて話を伺い、要望が定まっていない場合はコーチングなどを行って潜在的な要望について話し合います。 - 16:00| 新規開拓先企業との打ち合わせ
紹介先の企業となりうる会社と打ち合わせを行います。紹介できる求職者についてご説明し、ニーズがあるかを確認します。 - 17:00| 部署内でのミーティング
ミーティングは毎日行うわけではないですが、各担当領域ごとに1週間に1度のペースで行っています。主には1週間の振り返りと今後の施策についての確認などを行います。 - 18:00| 事務作業、数値分析
求職者の応募を増やすためのスカウトメールの送付、応募率・マッチング率などの数値分析を行い、現在の進捗状況を確認します。数値が上手く移行していない場合は、対応施策を考えます。 - 19:00| 退社
入社からこれまで
入社して間もなくは、紹介先企業の開拓のための架電と、スカウトメール送付を中心に、先輩が行う求職者との面談へ同席することから始めました。先輩と一緒に面談を行い、求職者にはどんな方が多いのか、どのように面談を進めていけば良いかなどを学びました。
私はエンジニアの紹介を担当していますが、未経験からエンジニアへ転身したい方と、経験があって転職を希望される方では面談の進め方がまったく違います。未経験者との面談は難しいです。経験者はエンジニア業界のことももちろんわかっていらっしゃいますし、要望も具体的なのですが、未経験者の場合、知識・要望ともに曖昧なことが多いからです。
未経験者はエンジニアについての知識があまりない方が多いです。エンジニアと一言でいっても、社内インフラを管理する情シス部門もあれば、WEBサイトなどを作るシステムエンジニアもいて、サイトの内側のシステムを作る人なのか・目に見える箇所をデザインする人なのかでも違います。まずは、この種類やそれぞれの特徴について理解してもらうところから始めなければなりません。
また「とりあえずエンジニアをやってみよう」という方も多くいらっしゃいます。エンジニアになることがゴールになっていて、なってからのことについて……将来的に何をやりたいのか、どうなりたいかは定まっていない方が多いので、最適な紹介ができるようキャリア相談も行います。
私は1年目でキャリアアドバイザーになりました。もちろんエンジニア経験はありません。自分自身にキャリアがない中で、求職者のキャリア相談を行うことはとても大変です。求職者との面談の前は、お相手の経歴を確認して、その人にどんな仕事が合うのかを仮説建てしてから臨むようにしています。人によって要望も経歴も様々なので、先輩にも相談に乗ってもらいながら最適な紹介ができるよう試行錯誤の毎日です。

実は最初は「この仕事、向いていないな」と毎日思っていました。自分にキャリアがないのに、人のキャリアの相談なんて乗れないよ……って(笑) ひとりで解決できず、先輩のサポートなしでは紹介まで漕ぎ着けない、ということが何度もあって「またダメだった、一生ひとりじゃできないかもしれない」と思っていました。
私は相談をするのも苦手で、何でもひとりで解決しようとする傾向があります。でも、ひとりではどうしてうまくいかないのかの原因もわからなかったんです。そんな中、心配した先輩が声をかけてくださり、一緒に何が良くないのかを考えてくださいました。また「向いていない」という私の甘えにも喝をいれていただいて、今では自分主体に物事を考えてしまっていたと反省してます。仕事として相手のために最善を尽くすためには、自分の至らない点に向き合って改善していく必要があるのに「向いていない」という言葉で逃げていた、足りない点を受け入れられていなかったのだと、1年経ってようやく思えるようになりました。
足りないところはまだまだたくさんあります。そしてそれは周りのメンバーから気付かされることが多いです。どうしてうまくいっていなかったかについても、先輩が一緒に考えてくださったことで、私の伝え方に問題があるとわかりました。求職者に合う企業の魅力をきちんと伝えきれていない、という課題が見えたので、今では自主学習の時間を多くとって、企業理解を深めること・先輩に説明を聞いてもらってフィードバックをいただくことを習慣化しています。
今は、新しく担当するようになった経験者層の支援スキルを身に付け、ひとりで成約(紹介を完了)することが短期的な目標です。長期的には、事業を自分で組み立てていくスキルを身に付けたいと思っています。戦略を立てて、現状を踏まえた施策をスピード感を持って進めていくスキルが必要です。
現在担当しているエンジニア紹介事業でも、戦略を考えて分析・施策実行を行っています。私も自分なりに施策を考えて先輩に見てもらっていますが、まだまだ詰めが甘く、よく指摘を受けます。課題をきちんと特定できていない・根本的な要因を見極められていないことが多く、論理展開がズレていることが多々あるので、ロジカルシンキングも身に付けていく必要があると思っています。
足りないところばかりですが、仕事をするようになってようやく心から「相手のためになりたい」「困っていることを解決したい」と思えるようになったことは大きな財産です。学生の頃にはそれがどんな行動を伴うものか、そのために何が必要なのかが理解できていなかったように思います。それを気付かせてくれた方に囲まれている今の環境は感謝してもしきれません。メンバーに恩返ししていけるように、何より求職者様の力になれるように、これからも謙虚に仕事に取り組んでいきたいと思います。